わすれられない おくりもの

ながしょ

2009年02月16日 01:01



児童図書館・絵本の部屋
S.バーレイ さく 小川 仁央 訳 
出版社名 (株)評 論 社
出版年月 1991年9月
ISBNコード(13桁) 978-4-566-00264-7
ISBNコード(10桁) 4-566-00264-0
税込価格 1,050円




長いトンネルの むこうに行くよ さようなら アナグマより


森のみんなから愛されていたアナグマ。そのアナグマは、一枚の手紙を残して死んでしまいました。

こんにちは。スタッフのKです。
今回は、スーザン・バーレイの素敵なお話をご紹介します。



 アナグマはかしこくて、いつもみんなにたよりにされています。こまっている友だちは、だれでも、きっと助けてあげるのです。それに、たいへん年をとっていて、知らないことはないというぐらい、もの知りでした。アナグマは自分の年だと、死ぬのが、そう遠くはないということも、知っていました。


アナグマは友人たちに心を尽くして接します。
モグラにハサミの使い方を教えたり、カエルにスケートを教えたり。






森のみんなは、アナグマをとても愛していましたから、悲しまないものはいませんでした。

しかし、春の訪れとともに悲しみは消えていきます。
みんなが互いに、アナグマとの楽しい思い出を話すことができるようになるのです。

それは、アナグマがみんなに残してくれたおくりもののおかげでした。




春が近づいてくると読みたくなります。心あたたまる物語です。


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