ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ

ながしょ

2009年02月15日 19:22


「ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ」
マーガレット・ワイズ・ブラウン/作
坪井郁美/訳
林明子/絵
ペンギン社
税込価格1,050円









その名の通り、男の子がおばあちゃんの家を目指して、まっすぐ歩いていくお話です。
それはもう、純粋ゆえにひたすらまっすぐまっすぐつき進みます!
男の子の家に、おばあちゃんから電話がかかってきたところで、このお話の始まりです。
家の前の道をまっすぐ進めば、おばあちゃんの家につながっているよと教えられた男の子は、さっそく、家の前の石畳を歩き始めました。
おばあちゃんのお家に行こう。
街を出て、草原へ。川を横切って、丘の上へ。
障害物もなんのその。
“この道をまっすぐ、まっすぐ…”と、男の子は自分に言い聞かせなが歩きます。

お話の最初におばあちゃんから電話がかかってきた時、男の子の家の窓からは、四角に切り取られた街の様子が見えました。
それが街の外に出ると、ぱあっと草原が広がって、青い空も見渡せるようになります。

小さな男の子の瞳に、その世界はどんなにか広く、大きく、おもしろく、見えたでしょう。
小さな男の子の大きな冒険はどうなったのか?それは読んでみてのお楽しみです。










本作の見どころ。
おばあちゃんの作ったデカチョコレートケーキがすごくおいしそうでした。4分の1にカットしてあるのですが、それでも1ホール分くらいの大きさなんです

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