〈からだ〉の声を聞きなさい

ながしょ

2009年02月18日 11:10

リズ・ブルボー/著 浅岡夢二/訳

出版社名 ハート出版
出版年月 2004年9月
ISBNコード 978-4-89295-456-6
(4-89295-456-X)
税込価格 1,575円
頁数・縦 317P 19cm







すべてのことは、メッセージ。





こんにちは。スタッフのIです。

今日、ご紹介するのは「〈からだ〉の声を聞きなさい」という本です。

からだというのは、たくさんのメッセージを私たちに伝えていてくれています。

病気になることにも何らかの意味があり、からだから送られたサインだというふうにこの本には書いてあります。

このことについて、とてもわかりやすいたとえ話がのっていましたので、ここでご紹介したいと思います。



「ある夜、隣の人が、あなたが車のライトを消し忘れたことを教えるためにやってきて、インターフォンを鳴らします。

でも、あなたは面倒くさがってそれに応えませんでした。

隣人は、いったん帰りましたが、再びやってきてインターフォンをまた鳴らします。

もちろんそれはあなたをうるさがらせるためではなく、むしろあなたのことを愛しており、あなたを助けたいと思っているからです。

何度インターフォンを押してもあなたが対応しなければ、やがてバッテリーが切れ、翌日になると車は動かなくなっています。」



からだが不調を起こしたりすると、私たちは憂鬱になったり、嫌な気分になってしまいますが、その不調が私たちの友人が何らかのメッセージを伝えようとしている「インターフォン」だと考えると、とてもありがたいものだと考えることができます。

もしそれを教えてもらわなかったら、先ほどのたとえのように、車(からだ)は動かなくなってしまうでしょう。


ユーミンの曲の中に、このような歌詞があります。

「優しさに包まれたならきっと、目に映るすべてのことはメッセージ」

メッセージとは受け取って初めて意味をなすもので、もし私たちが受け取るのを拒否したり、メッセージが届いていることに気づかなかったりした場合、そのメッセージは差出人の元へまた返送されてしまいます。

差出人は今度こそはあなたに気づいてもらえるように、今度はもっと大きな小包(病気やサイン)を送ってくるかもしれません。


そしてそのメッセージに気づく方法ですが、先ほどのユーミンの歌詞にあったように「優しさに包まれること」だと私は思います。

からだを粗末に扱ったり、イライラしながら生活していたのでは、メッセージに気づくことができません。

部屋の中で大音量の音楽を聞いているときに、電話の音に気づかないのと同じです。

からだを思いやり、感謝の気持ちを持つことで、からだ(自分)に対して優しくなれ、小さなメッセージにも気づくことができるようになります。

優しさに包まれているとき、こころが湖のように澄んで、ほんの小さな石が水面に落ちる波紋でも、気づくことができるようになります。

大荒れの海に大きな石を投げ込んでも、その変化はほとんど感じられないでしょう。


メッセージはいつでも届いています。


メッセージが来ているかどうかではなく、私たちがそれに気づくかどうかです。



たくさんの幸せへと続くサインに、私たちがたくさんたくさん気づくことができますように!




















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