ヘンテコどうぶつ日記
フォア文庫 A101 マーブル版
長新太/作
出版社名 (株)理 論 社
出版年月 1994年6月
ISBNコード(13桁) 978-4-652-07408-4
ISBNコード(10桁) 4-652-07408-5
税込価格 714円
○月○日 わがはいは、ライオンである。
ああ、きょうはいそがしかった。あさ、きのしたでねていたら「ピーチク、パーチク」と、トリがやかましくなくんだ。
へんだなあとおもって、ちょっとうしろをみると、わがはいのしっぽのさきにまるくて、しろいものがある。なんだろうとおもってよくみると、タマゴなのよ。トリのやつが、しっぽのさきにタマゴをうんでいったのである。しっぽのさきは、モショモショとけがはえているから、トリのすみたいで、たまごをうむのにちょうどいいんだね。
こんにちは。スタッフのKです。
「ヘンテコどうぶつ日記」は、とてもゆかいな日記です。
サカナにたべられたゾウ
ニョロニョロあるくゴリラ
タマゴをあたためるライオン
小学校のとき、「せんせいあのね」と名づけられたノートに、その日あった出来事を書いていました。
そのときのノートは母の大のお気に入りで、たまに開いては、大笑いしながら読み返します。
われながら傑作だと思います。そのおもしろさは「ヘンテコどうぶつ日記」以上?
この「ヘンテコどうぶつ日記」を見ると、「せんせいあのね」が読みたくなります。
こどものときに書いた文章は本当に面白いですね。
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