永遠という名の一瞬
5次元文庫 Zと1-1
十和音響/文 葉祥明/絵
出版社名 徳間書店
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-19-906009-0
(4-19-906009-X)
税込価格 660円
頁数・縦 187P 15cm
宇宙はガウディの建築のように美しく構成されている。
宇宙はピカソの絵のように奔放なイメージを放っている。
宇宙はゲーテの文字のように自由な想いにあふれている。
どこかの星に小さな不協和音があっても、それはいつか全体のハーモニーの中にとりこまれていき、必ず調和のサイクルにもどっていく。
今、きみが直面している問題はどんな問題であろうと、必ず終わりが来る。
苦しみや憎しみや哀しみはいつかとおり過ぎ、必ず消えていくものなのだ。
目に見えるすべてのものがそうであるように、すべてはうつろう運命にある。
ただ、その中で決して変わらないものがある…。
きみがそれをはっきりと思い出すときが来たのだ。
(プロローグより)
こんにちは。スタッフのIです。
今回ご紹介するのは、「永遠という名の一瞬」という本です。
光から生まれた無数の魂が、光のペアを見つけ、「ゼロ」であり「無限大」でもあるたったひとつのはじまりの光に、ともにもどっていく魂の物語です。
葉祥明さんの宇宙の絵が、心を優しく包み込んでくれます。
「わたしはなぜ生まれたのだろう。
なぜ今ここにいるのだろう。」
私たちの旅のはじまりは、いつもこの自問自答からはじまります。
ゼロとは何もない状態ではなくて、すべてが満ちている状態です。
私たちはいつもゼロからはじまり、ゼロに帰っていく。
永遠とは、はてしなく長い時間のことではなく、一瞬の中にすべてが満ちているということ。
小説のような、詩のような文章の中で、ふたつの魂が出会い、別れ、また出会っていきます。
果てしなく長い時間の中を、蝶が絡まりあって飛んでいくように。
このなかで、私たちが一番学ぶべきことは「信じること」であると書いてあります。
自分を信じること、できていますか?
大切な人を信じること、できていますか?
自信とは「自分を信じる」と書きます。
自分を信じることが、限りない力になるのです。
自分を、相手を、世界を心から信じましょう。
それぞれが、自分の中にはじめからある、素晴らしい力に本当に気づくことができるように。
最後にこの本の中の素敵なフレーズをご紹介して終わりたいと思います。
今日も幸せな一日になりますように。
もしヒトがすべてを意識だけで作り出せると純粋に信じたなら、持てるものと持たざるものの矛盾はなくなるだろう。
もしヒトがいのちの大切さを迷うことなく信じたなら、善と悪の矛盾はなくなるだろう。
もしヒトが無限のこころの自由を信じたなら、愛と憎しみの矛盾はなくなるだろう。
もしヒトが自らの魂の永遠を信じたなら、生と死の矛盾はなくなるだろう。
そしてヒトに本来の力がすべて備わっていることを信じたなら、すべての矛盾が地球から消えていくだろう。
本当はヒトは失うべきものは何も持っていない。
そのことにすべてのヒトが気づけば、その瞬間この地球はこの上もなく美しい星に生まれ変わって、燦然と宇宙に光り輝くだろう。
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