人は心の中で考えたとおりの人間になる

ながしょ

2009年01月24日 11:10

サンガ新書 021
ジェームズ・アレン/著 薛・ピーター/訳

出版社名 サンガ
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-901679-63-3
(4-901679-63-5)
税込価格 714円
頁数・縦 173P 18cm




「夢想家たちこそ、この世の救世主です。

美しい夢や理想を心に抱いている人は、いつかそれを実現するでしょう。

夢を抱きましょう。理想を持ちましょう。
心をおどらせる音楽、心の中に生まれる美、
汚れのない思考を飾る愛情を大切にしましょう。」

こんにちは。スタッフのIです。

今回ご紹介するのは、「人は心の中で考えたとおりの人間になる」というおもしろい題名の本です。

この本の内容は、この題名だけですべてあらわされているといっても過言ではありません。


『人は文字どおり「考えた」とおりの人間になります。
人の人格はすべての思考を完全に集約したものです。

「自発的」にしろ、「無意識」であったにしろ、すべての行動は思考の花として現れたものです。
行動は、思考が咲かせた花です。
そして、喜びと苦しみはその果実です。』



心に蒔いた種は必ず芽を出し、花を咲かせ、実を結びます。
どんな偉大なる達成も、はじめは心の中に生まれた小さな夢でした。
夢を見る人こそ、この世界を動かしていく人です。

想像力を羽ばたかせることを忘れ、夢も見なくなった人は、自分が幸せであるかどうかもわからなくなります。
不幸せではないけれども、「幸せかどうか?」と聞かれると、う~んと首をひねるのです。

種を蒔くこともせず、何も生えてこない土をただぼんやりと眺めているようなものです。

素敵な花を咲かせたかったら、うんと素敵な種を蒔きましょう。

心で考えることが種であるなら、いつもうんと素敵なことを考えたらいいのです。



「この世は、あなたの心を映し出す万華鏡です。
絶え間なく目の前に現れては変化していく色の組合せは
常に動いている思考が絶妙に調整された映像に他なりません。」



世界は鏡のように自分の心を映し出しています。

清らかな心を持っている人は清らかな世界をみるし、そうではない人はそうではない世界を見ます。
世界がすばらしいと感じられるなら、自分の心がすばらしさであふれているからです。

自分の心が荒れているのを世界のせいにしているとき、世界はちっとも変わりません。
世界が荒れているのは、自分の心が荒れているからです。

自分の心からだけ平和は起こるのだとわかれば、世界の平和もたやすいでしょう。

平和の種を蒔きましょう。

平和の花が咲き誇るように。



「あなたの理想は、
あなたがいつかそうなるという約束です。
あなたの理想は、
あなたが何になるのかの予言です。」



あなたは偉大なる予言者です。
あなたがこれからどうなるかを、いつも心の中で予言しているからです。

自分はつまらない人生を送ると思っていれば、その予言どおりつまらない人生を送るでしょう。

自分はすばらしい人生を送ると思っていれば、その予言どおりのすばらしい人生を送るでしょう。


いつも心に蒔いた種だけが芽を出し、実を結びます。


夢を抱き、理想を持ちましょう。

美しいもの、幸せなこと、たくさんたくさん考えましょう。

平和な世界を、心の中に生まれる愛を、たくさんたくさん感じましょう。




いつかそのすばらしい花が、光を浴びて綺麗に満開に咲き誇りますように。







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