風の谷のあの人と結婚する方法

ながしょ

2009年01月06日 11:10

幻冬舎文庫 す-6-1
須藤元気/〔著〕 森沢明夫/質問送付人

出版社名 幻冬舎
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-344-41173-9
(4-344-41173-0)
税込価格 480円
頁数・縦 182P 16cm





We are all one.

私たちはすべてひとつ。
この本は、題名がとってもインパクトがあって前からずっと気になっていたのですが、ある日、ある場所で、ふと見つけて引き寄せられるように買っていました。

この中には、残念ながら風の谷のあの人と結婚する方法は書いてありませんでしたが、
風の谷のあの人のように生きる方法が書いてありました。

しかもとってもユーモアたっぷりで、茶目っ気たっぷりで、とっても読みやすかったです。
難しい心理学の本や精神世界の本を読むのが苦手な人でも、きっと楽しめると思います。

ためになった言葉をいくつかご紹介します。


『ネガティブな行いをする人がいたら、その人を反面教師にして、心の中で「教えてくれてありがとう」と言う』


出会うすべての人を自分に何かを教えてくれる教師だと思うと、世界ががらりと変わります。


先日、とてもイライラしている人を見て、私自身もイライラしていることに気づきました。

とってもありがたいなぁと感じました。
普通、イライラしている時って、自分ではなかなかそれに気づくことができないからです。

でも私は忘れっぽいので、すぐにそのことを忘れて、またしばらくしたらイライラしてしまうのですが、そうするとまたイライラしている人が目の前に現れて、そのことを教えてくれます。

そうやって気づいていくと、イライラする暇もなくなってきます。
イライラするってどういう感情だったっけ?と思い出せなくなるほどです。
とってもおもしろい学びです。


もうひとつ本の中で素敵だなぁと思った言葉がありました。


『いい人間関係とは、奪い合いではなく、与え合いです。
もちろん、見返りを期待して与えるのではなく、自然とそうなるということです。
古代マヤの人々の言葉に、〈イン・ケラチ〉というものがあるのですが、これを訳すと「私は、もうひとりのあなた自身です」となります。
つまり、私はあなた、あなたは私―
〈We are all one.〉です。』



奪い合いではなくて、与え合い。
とっても素敵な言葉だと思います。

この世界では物をより多く持っている方が幸せだという考え方がありますが、実際には持てば持つほどに不安も増えていきます。
「失う怖さ」がつねにつきまとうからです。

何かを自分からすすんで与えるとき、とっても幸せな気持ちになります。
なぜなら、与えた人がとっても喜んでくれるからです。
自分も幸せ、相手も幸せです。

愛は与えることで循環していくのですね。


私は、もうひとりのあなた自身。

あなたの幸せが、私の幸せです。



今日も素敵な一日になりますように。







(ながしょスタッフ・I)

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