新自分を磨く方法

ながしょ

2008年12月21日 11:10

S.C.ダービック 千場 弓子 編訳

出版社名 ディスカヴァー
出版年月 2006年11月
ISBNコード 978-4-88759-512-5
(4-88759-512-3)
税込価格 1,365円





蝶はモグラではない。
でもそのことを残念がる蝶はいないだろう。

知識より、創造力が大切だ。

−アルバート・アインシュタイン
あなたにどれだけたくさんの知識があったとしても、それを活用できるだけの創造力がなかったら、それはあまり役に立ちません。

反対に、知識があまりなくても、ありあまる創造力を持っていたとしたら、あなたはどんなところまでも飛んでいくことができるでしょう。

創造力とは、想像力です。

人間が「空を飛べたら」と想像しなかったら、今、飛行機は空を飛んでいないでしょう。

人間が想像できるすべてのことは、すべて現実に起こりうることです。

電話もテレビもインターネットも、すべて人間の想像力が生み出してきました。


「どんな鳥も、想像力より高く飛ぶことはできない」(寺山修司の言葉より)


もしあなたの想像力が、知識の檻に閉じ込められていて、苦しくてもがいているなら、そこから出して、より高い大空へと羽ばたかせてください。



そして、もう一人の偉大な人物のお話。

『彼は学校でも評判の出来の悪い子どもだった。
教師たちは、とうに彼に勉強を教えるのをあきらめ、とうとう、ある日、校長先生が両親に言った。

「このままでは、息子さんは将来、ろくな大人になれないでしょう」

それを聞いた父親は息子を叱ったが、母親は違っていた。
息子の才能に気づかない無能な教師たちに激怒し、ただちに息子を退学させると、自ら勉強を教えはじめた。

やがて、彼、トーマス・エジソンは、世界の発明王として、いまもその名をとどろかすことになる。』


大切なのは、自分の才能を埋もれさせずに、大切に育んでいくことです。

周りの大人たちの理解ももちろん必要ですが、もし理解されなかったとしても、自分の才能は自分で信じてあげてください。

あなたが自分を信じることができなくて、誰があなたを信じることができるでしょう?


「成功者とは何か?
それは、成功するまでそれを続けた人のことである。

失敗者とは何か?
それは、成功する前にそれをあきらめてしまった人のことである。」


エジソンはあるとき新聞記者から次のような質問をされました。

「あなたは電球を発明するのに一万回も失敗されたそうですね?」

エジソンはこう答えました。

「失敗?わたしは失敗なんてしたことがないよ。うまくいかない一万通りの方法を見つけただけさ」

そう、この世に失敗なんてものはありません。

すべては成功の一部であり、人が一般に失敗と呼んでいるものは「成功する前にやめてしまうこと」。

作りかけのプラモデルを放っておいたらそれは「失敗」でしょうか?

それは「まだ完成してはいない」という、それだけのこと。

誰かがあなたに失敗だと言ってきたら、「まだ成功していないだけ」と言ってあげましょう。


「してはいけないことは失敗ではなく、失敗を恐れて何かに挑戦しなくなること。」





蝶はモグラになりたいとは思いません。
モグラも蝶になりたいとは思いません。

あなたはあなたでいるだけで、それだけですばらしく幸せです。

反対に、あなたが「あなた」を見失っているとしたら、早く「あなた」を取り戻してください。

バラバラになっていたカケラを拾い集めて、元通りの「あなた」へと。


そこに本当のあなたがいます。


知識の檻から抜け出して、大きく高く広がる空へ。




「蝶はモグラではない。
でもそのことを残念がる蝶はいないだろう。


知識より、創造力が大切だ。」









(スタッフI)





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