結晶物語 水が教えてくれたこと

ながしょ

2008年12月18日 11:10

サンマーク文庫
江本勝/著

出版社名 サンマーク出版
出版年月 2003年7月
ISBNコード 978-4-7631-8178-7
(4-7631-8178-5)
税込価格 735円
頁数・縦 189P 15cm




[水からのメッセージに耳をかたむけよう]

私たち人間の顔がそれぞれ違うように、水の結晶も二つとして同じ姿はありません。しかも、水に声をかけたり、音楽を聴かせたり、あるいは文字を見せたりするうちに、それぞれ味わいのある独特な結晶ができることがわかってきました。

宇宙そのものを思わせる荘厳な結晶。繊細できらびやかな結晶。若枝のようにのびやかで愛らしい結晶。

生命の輝きともいうべきそれらの美しい結晶を眺め、楽しんでみてください。いつのまにか、宇宙の神秘がみなさんの心のドアをそっと開けてくれるでしょう。

                   ―本書プロローグより
現代の量子力学では、すべての物質は粒子であると同時に波であることは、常識になっています。
さらに、波動をもっているのは、形あるものだけではなく、口から発せられた言葉や、書かれた文字も、それ独自の波動をもっています。

「ありがとう」と書いた文字を見せた水と、「ばかやろう」と書いた文字を見せた水では、あきらかに結晶のでき方が違います。

「ありがとう」の方は本当にきれいな結晶になるのに対し、「ばかやろう」の方はバラバラに砕け散った醜い形になります。

人間は、この世に誕生する前、受精卵のときは99%が水だと言われています。
赤ちゃんのときで90%、大人になっても70%は水です。

それを考えると人間の身体がどれだけ波動を受け取りやすいのかわかりますね。
「ありがとう」「うれしい」「愛してる」と言われて育ってきた人と、「ばかやろう」「むかつく」などと言われてきた人とでは、どれだけ心の結晶の美しさが違うでしょう?

あなたが人に言う言葉もそうですが、あなたが自分に投げかける言葉も同じです。
知らず知らず、自分を責めるような言葉や、価値を落とすような言葉を使っていませんか?

ハワイには、「ありがとう」「ごめんなさい」「愛しています」などの言葉を相手に向かって心の中で唱えることで、相手の病気や心を癒す「ホ・オポノポノ」というヒーリングテクニックがあります。
ホメオパシーやフラワーエッセンスもこの波動を利用したものだと私は思います。

あなたが使っている言葉、それがあなたの人生をあらわすものです。

水はこのように目に見える結晶という形で、大切なことを私たちに教えてくれます。


ことばには「こころ」が宿ります。

鋭いナイフみたいに人を刺すこともできれば、やさしい毛布みたいに人を包み込むこともできます。

幸せのことばをもっと自分や周りに投げかけてみませんか?



ここでひとつおもしろい実験結果があります。

「幸せ」という言葉を水に見せると、飾りのついたかわいらしい結晶ができます。
一方、「不幸せ」と書いた水では、半分ほどできかけた六角形の結晶が姿をあらわします。

これがどういうことを示しているのかわかりますか?

それはつまり、不幸せとは幸せの正反対ではなく、幸せをつくろうとする途中のプロセスだということです。


不幸せとは幸せがない状態のことではありません。

もし幸せがまったくない状態にいたとしたら、自分が不幸せかどうかもわかりません。比べるものが何もないのだから。

幸せになろうという途中だからこそ、自分がまだ幸せに届いていないこと、つまり不幸せということを感じることができるのです。


正反対に見えるものは、本当はプロセスを通して、同じひとつになろうとする過程に過ぎません。

あなたが不幸せだと感じることができるのは、幸せに近づいているから。


夜が深まるほどに闇は濃くなりますが、朝は確実に近づいています。

夜明け前のその光景を、どうか絶望とは呼ばないように。



水がきれいであり続けるためには、つねに流れていなければなりません。

川は流れているからこそ清らかなのであって、よどんでしまえばたちまち濁り死んでしまうでしょう。

上がったり下がったりすることをどうか恐れずに、川のように流れていきましょう。


きっとその流れていく先には、大きな海(幸せ)が広がっていますよ。




最後にひとつ、著者がいろんな言葉で結晶を作ってみた結果、一番美しい結晶ができたのは、「愛・感謝」という文字だったそうです。

これを読んで私はものすごく納得しました。

私が世界一大好きな言葉は、この二つだからです。



ありがとう。

愛しています。






あなたがいつも幸せでありますように。



(スタッフI)           


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