バタフライ もし地球が蝶になったら
ノリ・ハドル/著 きくちゆみ/著 きくちゆみ/訳 今村和宏/訳
出版社名 ハーモニクス出版
出版年月 2002年7月
ISBNコード 978-4-938140-42-7
(4-938140-42-X)
税込価格 1,260円
頁数・縦 63P 20cm
「偉大な変容の小さな物語
この物語を地球家族のすべてのメンバーに捧げる
−私たちが寄り添いつながりながら、自分たち自身と地球を癒すために−」
「もし地面にしゃがんで芋虫を注意深く観察したら
たぶんあなたは、芋虫ってふわふわしてかわいいけど
かなりたいくつな一生を送っているな、と思うでしょう
そして、たぶん、あなたは正しいかも
でも…
芋虫はあなたをびっくりさせることが一つだけあります
それは、芋虫がどうやって蝶になるかという物語」
芋虫がどうやって蝶になるのか、その神秘の過程を知るとき、私たち人類のこれからの進化の過程が見えてきます。
そしてそれはもうすでに始まっているのです。
もし地球が蝶であったらと想像しながらこの本を読むと、とてもワクワクしてきます。
私たちも蝶であり、羽ばたく羽を持っているからです。
芋虫は一日中、草木の間を行ったり来たり、上がったり下がったり、むしゃむしゃ食べ続けます。
そしてある日突然気づきます。「私の一生ってこれだけなの?」
芋虫のすばらしい「気づき」です。
「這いずり回って葉っぱを食べ尽くすことが私の人生のすべてなのかしら?もうこんな生活はうんざり!」
こうして、ふわふわの小さい芋虫は絹のような糸を紡ぎだし、体の回りにまきつけて、美しい小さな繭を編みはじめます。
意識の変容は、すばらしい変化をもたらしていきます。
芋虫の体の中に、それまでになかった全く新しい細胞が生まれます。
このイマジナル細胞と呼ばれる細胞は、他の細胞とは違う波動を出しており、あまりに違いすぎるために、芋虫の免疫システムは、この細胞を敵とみなしすべて食べてしまいます。
でも新しい細胞は次々に生まれ続けます。どんどん、どんどん、もっとたくさん!
新しい意識を持った人は、ときに攻撃され、異端だとみなされますが、正しい考えであれば、それはどんどん広がっていきます。
そのとき、芋虫の体の中でびっくりすることが起こります。
「小さくてひとりぼっちだったイマジナル細胞が
寄り添い始めて、仲の良い小さいグループを作ったのです
彼らはみな同じ波動で響きあい
情報を互いにやりとりしあいました
しばらくすると、また驚くべきことが起こりました!
小さいイマジナル細胞のグループ同士が
一緒につながりはじめたのです!
ひとつらなりになったイマジナル細胞たちは
みんな同じ波動で響きあい
繭の中で情報を互いに交換しあいました
素敵なニュースの波が
そのひとつらなりのシステムの中を旅します
波が押し寄せ、高まり…
でも、まだバタフライじゃない
そして、あるとき
ひとつらなりに長くつながった
イマジナル細胞たちが、突然一緒に悟りました
そう
私たちはもう芋虫じゃなくって
なにか新しくて、なにか素晴らしいもの!
その悟りこそが、バタフライの産声です
お誕生日おめでとうバタフライ!」
さぁ、この物語の続きは、あなたがぜひご自分の目でお確かめください。
そしてここからが、一番おもしろくてワクワクするところです。
バタフライはどうやってバタフライになるのか?
どうやって飛び立つのか?
意識の変容は、すばらしい変化をこの地球にもたらし始めています。
ここでひとつだけ大切な秘密。
「このときバタフライを助けてはだめ
これはバタフライが強くなって
飛び立つために、必要なエクササイズだから」
バタフライが自分から飛び立つ前に、手を貸してやろうとすると、バタフライは自分の力では飛べなくなってしまいます。
私たち自身も、自分たちの力で飛ぶ必要があるのです。
芋虫が自分がバタフライであると悟ったとき、偉大なる奇跡が起きました。
私たちが本当の自分に気づいたとき、どんなことが起こるのでしょう。
ひとつの家族として、何かを分かち合うことができたとき、私たちは分離ではなく統一を、憎しみではなく愛を体験することができます。
バタフライは美しい羽を動かして、愛に満ちた夢にむかって羽ばたきはじめます。
「美しいバタフライが
朝のそよ風をうけて飛び立ちます
大きな、美しい世界へと」
(スタッフI)
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