卵の緒
卵の緒
著者 瀬尾まいこ
出版社 新潮社
出版年月 2007年7月
ISBN 978-4-10-129772-9
税込価格 420円
分類 文庫/日本文学
「母さんは、誰よりも育生が好き。それはそれはすごい勢いで、あなたを愛してるの。今までもこれからもずっと変わらずによ。ねえ。他に何がいる?それで十分でしょ?」
(「卵の緒」より引用)
瀬尾まいこさんの書く、優しく丁寧な文章は読む側の気持ちをやんわりと解きほぐす優しい優しい力があります。
その優しい力につい涙を流してしまうこともしばしば。
「家族」という言葉にあなたはどんなイメージを抱きますか?
「家族」とはどうあるべきだと思いますか?
これです、といった答えはありません。
家族には千差万別の形があって、定義なんて出来ないものです。
家族のことで悩んでいる人もたくさんいるでしょう。
どうしてこんなに悩まないといけないのかと。
愛する家族のことで悩むのはとても辛いことです。
家族に大切なことは、主人公・育生の母、君子のように家族に愛していることを伝えること(伝え方は何でもいいのです)、そしてしっかりと信頼と感謝をすることなのでしょう。
この本を読んで、私も大好きな家族に愛の言葉を伝えたくなりました。
愛する愛する私の四つの家族へ。
いつもありがとう。
あなたのことをいつも思っています。
あなたがいつでも幸せでありますように。
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