アミ 小さな宇宙人

ながしょ

2008年10月27日 11:10

徳間文庫
エンリケ・バリオス/著 石原彰二/訳


出版社名 徳間書店
出版年月 2005年8月
ISBNコード 978-4-19-892295-5
(4-19-892295-0)
税込価格 580円




「たいていのおとなにとって、おそろしいことのほうが、すばらしいことよりも、ずっと信じやすいことだから、ほんのひとにぎりのおとなしかぼくを理解しないだろう」


少年ペドゥリートとアミと名乗る宇宙人との感動のコンタクト体験。宇宙をめぐる旅の中でペドゥリートは、地球がいまだ野蛮な、愛の度数の低い未開の惑星であることを教わる。世界11カ国語に訳された不朽のロング&ベストセラー。

愛とは何か?神さまって一体何なのか?

このとってもシンプルだけど、誰もが簡単に答えられないような疑問に、この本は分かりやすく答えてくれます。宇宙人から教わるというのが、とてもおもしろいところです。だって、神も愛も、宇宙の共通語ですからね。

神っていう言葉には、いろんなイメージがつきまとうけど、そのどれも越えたものだと私は思います。

越えるとは、一番偉いということではなく、すべてを包み込むということです。

「もし、愛よりも、なにかすぐれたものがあったとしたら、それは神のはずだろう?」

「うん、そう思う」

「愛よりも、偉大なものってなーに?」

「わからない・・・」

「愛の上になにがあるって話したっけ?」

「なにもないって」

「じゃ、神ってなんなの?」

「あ!“神は愛だ!”きみはなんども言っていたし、聖書にもそう書いてある。でもぼくは、神って、たくさんの愛をもった人間のようなものを想像していたよ・・・」

「愛をたくさんもった人間なんかじゃない。神は愛そのものなんだ。愛が神なんだよ」


神は愛・・・。愛って心で感じるもの・・・。じゃあ、神って、みんなの心の中にいるんだ。これに気づいたとき、心がとってもあたたかくなりました。とっても幸せな真理です。

このお話、私は本当のことだと思います。アミは今もきっと、宇宙のどこかを縦横無尽に飛び回っていることでしょう。


「だって神は愛だからね。愛を感じ、体験するひとが、神を感じ体験するひとなんだよ。ひとを愛せるひとが、ただひとの役に立つことを望むんだよ」








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