アミ 小さな宇宙人
徳間文庫
エンリケ・バリオス/著 石原彰二/訳
出版社名 徳間書店
出版年月 2005年8月
ISBNコード 978-4-19-892295-5
(4-19-892295-0)
税込価格 580円
「たいていのおとなにとって、おそろしいことのほうが、すばらしいことよりも、ずっと信じやすいことだから、ほんのひとにぎりのおとなしかぼくを理解しないだろう」
少年ペドゥリートとアミと名乗る宇宙人との感動のコンタクト体験。宇宙をめぐる旅の中でペドゥリートは、地球がいまだ野蛮な、愛の度数の低い未開の惑星であることを教わる。世界11カ国語に訳された不朽のロング&ベストセラー。
愛とは何か?神さまって一体何なのか?
このとってもシンプルだけど、誰もが簡単に答えられないような疑問に、この本は分かりやすく答えてくれます。宇宙人から教わるというのが、とてもおもしろいところです。だって、神も愛も、宇宙の共通語ですからね。
神っていう言葉には、いろんなイメージがつきまとうけど、そのどれも越えたものだと私は思います。
越えるとは、一番偉いということではなく、すべてを包み込むということです。
「もし、愛よりも、なにかすぐれたものがあったとしたら、それは神のはずだろう?」
「うん、そう思う」
「愛よりも、偉大なものってなーに?」
「わからない・・・」
「愛の上になにがあるって話したっけ?」
「なにもないって」
「じゃ、神ってなんなの?」
「あ!“神は愛だ!”きみはなんども言っていたし、聖書にもそう書いてある。でもぼくは、神って、たくさんの愛をもった人間のようなものを想像していたよ・・・」
「愛をたくさんもった人間なんかじゃない。神は愛そのものなんだ。愛が神なんだよ」
神は愛・・・。愛って心で感じるもの・・・。じゃあ、神って、みんなの心の中にいるんだ。これに気づいたとき、心がとってもあたたかくなりました。とっても幸せな真理です。
このお話、私は本当のことだと思います。アミは今もきっと、宇宙のどこかを縦横無尽に飛び回っていることでしょう。
「だって神は愛だからね。愛を感じ、体験するひとが、神を感じ体験するひとなんだよ。ひとを愛せるひとが、ただひとの役に立つことを望むんだよ」
関連記事